リードディフューザーと業務用アロマディフューザーの使い分け

リードディフューザーと業務用アロマディフューザーの使い分けのコツとは?

Last Updated on 2025年6月5日 by top-note

気軽に香りを楽しめるリードディフューザーですが、容量別で見ると50ml~200mlの商品が一番多いのですが、最近では500ml~2500mlの大容量の商品もあります。
500ml以上の大容量のリードディフューザーですと、15畳以上の範囲をカバーするので、拡散面積だけ見ると業務用アロマディフューザーと変わらない場合があります。
リードディフューザーの長所と短所を解説したうえで、適材適所でリードディフューザーと業務用アロマディフューザーを使い分けるコツをお伝えします。



リードディフューザーとは?

具体的には、香りの液体(フレグランスオイルやアロマオイル)が入ったガラス瓶などの容器に、細長い棒状の「リードスティック」を挿して使用します。リードスティックが毛細管現象で液体を吸い上げ、気化することで、お部屋に自然と香りが広がる仕組みです。


リードディフューザーの主な成分:
一般的に、リードディフューザーの液体は以下の成分で構成されています。

香料: 全体の5%~30%は精油(エッセンシャルオイル)や合成香料などの香料が配合されています。
残り70~95%は、下記の成分です。
溶剤(エタノール、アイソパーなど): 香料を溶かし、リードスティックに吸い上げやすくし、気化を促すための成分。
水(または含まれない場合も): 溶剤に配合されることがあります。
グリセリンなどの保留剤: 香りの揮発を穏やかにし、持続性を高めるために少量配合されることがあります。


リードディフューザーのメリット

ドラッグストアにて500円以下で販売されている商品から百貨店で2万円を超える高級品まで価格帯や香りの種類は多種多様です。

リードやボトルの素材やデザインにこだわったお洒落なリードディフューザーが沢山あります。

香りよりもインテリアに合うかどうかを重視して選ぶユーザーもいます。

アロマディフューザーのように本体が故障して、突然香りがしなくなるということはありません。

楽天で販売されているリードディフューザーは1500円~3000円がコストの中央値です。  

業務用アロマディフューザーの中央値は月額1万円前後するので、リードディフューザーのほうがコストは安いです。

電源は不要なので、好きな場所にどこにでも置けます。


リードディフューザーのデメリット

自然気化で香り始めるまでに1~2時間程度は時間がかかります。

その点、アロマディフューザーであれば、広さにも依りますが15分~30分程度で香りが広がります。

底面が小さいボトルの形状の場合、不安定なので倒れないように注意が必要です。

本体を倒すと中身の液体がこぼれるというのは、アロマディフューザーにも共通しています。

お届けFUWARIであれば、壁付けアタッチメントを付属しているので、壁付けであれば転倒の心配は不要です。

リードディフューザーはエタノールなど揮発性の有機溶剤による自然気化で香りが拡散します。
その為、比重の軽いアルコールが先に気化すると、揮発力が弱まる為、日数が経つと香りが弱く感じられます。


また、フレッシュな香りは比重が軽い為、先に揮発してしまいます。その為、シトラスやハーブ系など比重が軽い成分は先に気化してしまう為、最初に香った時と開封からしばらく経った後だと、香りの感じ方が変わってしまいます。
リードディフューザーでフレッシュな香りを楽しみたい方は100ml以下の容量が少ない商品がお勧めです。

その点、アロマディフューザーだとオイルをそのままミスト化するので、フレッシュなトップノートの香りが先に揮発してしまうことはありません。
また、リードディフューザーのようにアルコールが80%以上も含まれていることはないので、香料をそのままミスト化して楽しむことができます。

250ml以上の大容量のリードディフューザーは香りを長く持続させる為に、揮発が緩やかで、香りの比重が重い成分が中心となります。

従って、甘さやムスクが強い配合の商品が多い為、リードを沢山使用すると、頭が痛くなってしまうかもしれません。

特に海外ブランドの商品の場合、香りの強度が強い傾向にあるので、最初は推奨適用面積よりも少し狭い面積の商品がお勧めです。

2か月以上香りが持続する場合、リードにほこりが付着したり、目詰まりで芳香力が弱くなるので、途中でリードを交換するのがベターです。

最後の最後まで液体が空になるわけではなく、揮発しにくい液体が残ります。香りがしなくなった又は劣化して残った液体の処分が面倒かもしれません。

お届けFUWARIであれば、チャック袋とオイル吸収パッドを定期交換フレグランス出荷時に同梱します。

チャック袋の中に入ったオイル吸収パッドに廃棄オイルを吸わせて捨てるだけなので、処分が簡単です。

リードディフューザーは当然ながら、お試しができないので、買ってみないとどこまで香りが広がるか分かりずらいです。

その点、お届けFUWARIや他の業務用アロマディフューザーであれば、試してから使えます。自分に合わなければ、返却できます。

まとめ

リードディフューザーが適している場面
・人が長居しない空間(廊下、エレベーターホールなど)。
・お手洗いなど強い香りでマスキングしたい空間。

業務用アロマディフューザーが適している場面
・10坪以上の広い空間。
・人が居る空間。

FUWARIで人気の香り3種については、リードディフューザーを販売しています。
例えば、店内はお届けFUWARI、お手洗いや廊下はFUWARIのリードディフューザーというように使い分けてご利用頂ければ幸いです。

業務用アロマディフューザー間での比較については、別記事にまとめていますので、ご参照下さいませ。

トップノート 西久保


記事の監修者
西久保大輔 / 株式会社トップノート 代表取締役

2009年に海外製業務用アロマディフューザーを取り扱う株式会社カオリメゾンを設立。
2022年に株式会社トップノートを設立。
看板商品の業務用アロマディフューザーFUWARIは事業開始から約3年で累計2,000台以上の導入実績を持つ。

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